人口ピラミッドに見る被曝の影響

人口統計上の大惨事などという文を見てもしやと思い世界の人口ピラミッドを見るサイトを調べてみるとすぐに分かりました。
チェルノブイリに近い国の人口ピラミッドはえぐれているのです。
子供が生まれてこない、子供、胎児が強く影響を受けています。

1986年のチェルノブイリ原発事故を各国の人口ピラミッドから見てみます。

(1)まず、ロシア、ウクライナ,ベラルーシの当事者(旧ソビエト連邦)、事故の起こった30代から若い年代にかけて大きくくびれています。

(2)その隣国、リトアニア,ポーランドもくびれているが若干くびれがゆるくなっているようです。

(3)周辺国、ドイツ,イタリアは少しくびれているようです。

(4)トルコ、アイルランドでは少しの影響があるかといった具合です。

(1)~(4)のチェルノブイリ原発からの距離によって、チェルノブイリ原発事故による放射線被曝の影響が、人口ピラミッドによってあからさまになりました。
次の図は、日本の人口ピラミッドの予想図ですが、ウクライナのチェルノブイリ事故より30年間分の人口ピラミッドを重ねてみました。
透けている部分です。

ウクライナは、チェルノブイリ事故までの人口ピラミッドはピラミッド型で、人口増加率が高かったのに比べ、日本は老齢人口構成の紡錘型であり、人口増加率は少ないかマイナスに転じているので、場合によっては赤紫の予想が心配されます。
すなわち、2050年以降子供が全く生まれてこなくなるということになるかもしれません。

リンク

【WORLD POPULATION PYRAMID】
https://www.worldlifeexpectancy.com/world-population-pyramid

【人口統計上の大惨事-チェルノブイリ事故の影響】
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/genpatsu/ukraine1.html

人口統計上の大惨事-チェルノブイリ事故の影響 』 の『表Ⅱ 』 より。
自然増減が、チェルノブイリ事故から大きく変動し、ソ連の崩壊では全く変化していない。
人口ピラミッドのくびれ(欠損)は、ソビエト連邦崩壊などの社会情勢によるものではなく、低線量被曝によるものであることがわかる。

http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/genpatsu/ukraine1.html

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です